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- PHP
Laravel
PHPで最も人気のあるフレームワークの一つであるLaravelですが、インストールはちょっと面倒です。PHP環境を作り、Composerをインストールし、それでやっとLaravelのインストールとなります。
この記事では、Laravelのインストールまでに必要な手順を一通り分かりやすくまとめました!
- 前提知識:Laravelとは
- PHP環境のインストール
- Composerのインストール
- Laravelのインストール
- ブラウザ画面に表示させる
といった所まで解説します!
この記事を参考にしていただければ、Laravelをブラウザで確認できる所まで環境を整える事ができます。ぜひ最後までお付き合いください。
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前提知識:Laravelとは

冒頭でも述べましたが、LaravelはPHPのフレームワークで最も人気のあるものの一つです。フレームワークというのは、プログラムを簡単・素早く実装する為の機能群の事を言います。
フレームワークを活用する事で、そのままPHPで書くより圧倒的に書きやすく、かつ書き方が統一されるので、メンテナンスもしやすくなります。
そのため、PHPフレームワークのLaravelを使えば、Webアプリケーションを比較的簡単に実装することができます。
また、Laravelは学習コストがあまりかからない点も魅力です。
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Laravelのインストール手順
それでは、Laravelのインストール手順に入りましょう。Laravelをインストールする為のステップは主に3つあります。
- PHP環境の導入
- Composerのインストール
- Laravelのインストール
それぞれのステップについて、順に説明していきます。
PHP環境の導入
まずはPHP環境を導入しましょう。今回はPHP開発環境として人気のある「XAMPP」を利用します。XAMPPはWindowsやMac, Linuxでも使う事が可能です。
Windowsでインストールする手順
導入するには、まずはXAMPPのページへアクセスします。
こちらがインストールページです。ダウンロード欄から、”Windows向けXAMPP”選択します。
上記のような画面が表示され、自動的にファイルのダウンロードが開始します。
ダウンロードが完了したら、そのファイルを実行します。

StartUp画面です。Nextを選択します。

コンポーネントの選択です。絶対に不要というものが無ければそのままNextを選択します。

XAMPPの配置場所の選択です。フォルダを選択し、Nextを押します。

XAMPPの詳細を確認するかのチェックです。確認したい場合はチェックをいれたままにしてNextを押すとブラウザが開かれます。今回、ここのチェックは外します。

インストール確認です。Nextを押し、インストールを実行します。

インストールが開始されました。
しばらく待機して、インストールが完了したらXAMPPの対応は終わりです。
Macでインストールする手順

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Composerのインストール

続いて、Laravelをインストールするため、Composerを導入します。
Composerは、依存性管理ツールです。
依存性管理というのは、「このライブラリはこのライブラリが入ってないと動かない」といった事を管理する事で、キチンと動く環境を用意するのに必要となります。
つまり、Composerを使ってLaravelをインストールすれば、Laravelがしっかり動く環境になるという事です!
Windowsでのインストール方法
Windowsの場合は、Composerのページからインストールする必要があります。

こちらの「Download」をクリックします。

「Composer-Setup.exe」のリンクをクリックし、ダウンロードされたファイルを実行します。

インストールオプションの選択画面です。任意でチェックを入れます。今回はチェックを入れず、次へ進みます。

php.exeファイルを選択します。今回は先ほどインストールしたXAMPP配下にあるphp.exeを選択します。

プロキシの設定です。プロキシを利用する場合は設定し、利用しない場合は何も変更せずNextを押します。

インストール確認画面です。問題が無ければInstallを押します。
インストールが完了すればComposerの導入は終了です。
Macでのインストール方法
MacでComposerをインストールするには、ターミナルで以下を実行します。
Homebrew(パッケージマネージャー)がインストールされていない場合は、まず以下のコマンドでHomebrewをインストールします。
$ /usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"
OpenSSLがインストールされていない場合は、以下コマンドを実行します。
$ brew install openssl
次に、以下のコマンドでComposerをインストールします。
$ curl -sS http://getcomposer.org/installer | php
その後、パスを通すために以下のコマンドを実行します。
sudo mv composer.phar /usr/local/bin/composer
最後に動作確認として、バージョンを確認しましょう。
composer --version
バージョンが表示されれば、インストール確認はOKです!
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ComposerからLaravelのインストール

ここでいよいよLaravelをインストールしましょう! こちらはWindowsもMacも同じ手順です。
まずはコマンドプロンプト(ターミナル)で、以下のコマンドを実行します。
$composer create-project laravel/laravel --prefer-dist Sample
最後の”Sample”はプロジェクト名なので、任意の名前を付けます。
もし、”mkdir(): Permission denied”というエラーが出る場合は、権限のエラーになるので頭に”sudo”を付けてコマンドを実行してください。
なお、このコマンドはしばらく時間がかかります。5分ぐらいゆっくり待ちましょう。

インストールが完了したら、作成したプロジェクトに移動します。
$ cd Sample
$ php -S localhost:8000 -t public

上記のようなメッセージが表示されれば、準備は完了です。コマンドはそのままにして、ブラウザを開きます。

先ほどのコマンドで指定した、”localhost:8000″とブラウザに入力します。

まとめ
この記事では、Laravelのインストール手順について解説しました。
Laravelの導入は手間がかかります。ここまでお疲れ様でした。
どうぞここからLaravelライフを満喫してください!